PHPQUERYからのPostgreSQL接続手順についての説明します。
以下が設定手順となります。
■外部接続設定の為の設定
【①postgresql.confの編集】
Ubuntuであれば、
/etc/postgresql/9.5/main
というディレクトリに「postgresql.conf」というファイルがありますので、編集モードでこのファイルを開きます。
※「9.5」の部分はPostgreSQLのバージョンによって変わります。
#listen_addresses = 'localhost'
という箇所がありますので、
listen_addresses = '*'
に編集をしてファイルを保存します。
【②pg_hba.confの編集】
/etc/postgresql/9.5/main
というディレクトリに「pg_hba.conf」というファイルがありますので、編集モードでこのファイルを開きます。最終行に接続許可設定の行を追加します。
(例)
10.10.10.10からの接続で全てのデータベース全てのユーザーを許可する場合
host all all 10.10.10.10/24 md5
接続許可設定はスペースで区切られた5つで、下記設定の意味は以下となります。
2,3,4の設定を用途によって変更してください。
1.接続方法⇒外部からの接続の場合は「host」を指定
2.データベース⇒接続の際に許可するデータベース名。全ての場合は「all」を指定
3.ユーザー⇒接続の際に許可するユーザー。全ての場合は「all」を指定
4.IP⇒IBM iからPostgreSQLに接続するIPを指定します。固定のIPになると思いますので、スラッシュの後ろは「24」となります。
5.認証方式⇒認証方式を設定します。外部からの接続でパスワード必須の場合は「md5」か「password」になりますが、「password」の場合は通信時に暗号化されない為、おすすめされてません。「md5」の指定となります。
参考URL
https://www.postgresql.jp/document/9.5/html/auth-pg-hba-conf.html
【③postgreSQLの再起動】
postgreSQLを再起動してください
【④ポートの解放】
PostgreSQLのポート(デフォルトは5432)を解放してください。
ポート番号は「postgresql.conf」の
port=
という箇所で確認できます。
特に設定を行っていない場合、
#port=5432
となっており、その場合のポートは5432となります。
■PostgreSQL側の設定
①PHPQUERY用のデータベースをPostgreSQLに作成
CREATE SCHEMA "PHPQUERYH";
■PHPQUERY側の設定
①「管理」>「外部接続」を実行

②「追加」より、接続情報を登録
-
接続DB:postgreSQL
-
外部接続名:英数字で任意の文字列
-
名前:任意の文字列
-
ホスト:postgreSQLサーバーのIPもしくはDNS
-
ポート:postgreSQLサーバーのポート(デフォルトは5432)
-
ユーザー名:上記postgreSQL側の設定で作成したユーザー
-
パスワード:上記postgreSQL側の設定で作成したユーザーのパスワード
-
インスタンス名:接続するpostgreSQLのインスタンス名
(下記項目は任意) -
クエリー処理時間制限:実行時間制限秒数
-
処理切断時間:タイムアウト秒数
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